株式会社アーテファクトリー
が運営する教育系ストックフォト「教育写真OPO」の公式ブログです。
教科書や教材の会社の皆様向けに、新しい写真のご案内、
実験写真の撮影レポートなどを中心に、週1ペースで更新の予定です。2016/9/12~  
www.oadis.jp/opo

2016年9月12日月曜日

丸い氷で新聞紙を燃やせるか?

暫く前になりますが、教材出版社のお客様より
「太陽光を使い虫眼鏡で新聞紙を燃やす実験と同じことを
 丸い氷を使って出来ませんか?」
とお問合せを頂いたことがございました。
インターネットで調べると成功事例もあるので早速実験開始。

まず問題となるのが、丸い氷をどうするか?です。
ちょっと調べると、いくつかの会社が
丸い氷が作れる小型の容器を数百円で販売しています。
しかし、見かけ上は真ん丸で綺麗でも、
新聞紙が燃えるぐらい正確に光を集められるか?
と考えると心配だったので、お金を奮発し
4,000円弱の以下商品を入手しました。

透明丸氷製氷器 氷さく
http://sanosyoukai.com/cc/

商品が到着し早速試してみると、
ものの見事に真ん丸で透明な氷が出来あがりました。
新聞紙の黒い部分に丸氷を通した太陽光を当てると
1分もしない内に焦げ臭さが漂い、うっすら煙も出てきました。
あっさり実験成功!かと思ったのも束の間、
いくら続けても火が点くには至りません。

うっすら焦げた新聞紙は写真としては非常に分かりづらく
インパクトも弱いので、丸い氷を何個も作って
色々条件を変えて何度も実験するも、煙がうっすら出るところ止まり。
写真の通り、丸氷の透明度や形が原因で
新聞紙に当たる光が拡散してしまい、これでは火が点くのは夢のまた夢。
実験当時は冬だったので、光の弱さが影響していたのかもしれません。













このままでは実験成功は難しいと判断し、
都内の氷業者さんに連絡を取り、
バーなどに卸す丸氷を売ってもらいました。
たしか10個で1,000円程のお値段でした。

これで実験したところ、あっさり火が点き無事実験成功となりました。
お店の人によると、長い時間をかけて凍らしているから、
家庭の冷蔵庫で作る氷とは透明度が全く違うそうです。


以下、成功した実験の様子です。


流石プロの商品、ご覧の通りの透明度です。
尚、軍手をしているのは、以下2つが理由です。
1)冷たくてずっと持っていられない
2)氷が溶けて手から滑り落ち割れてしまうのを防止



丸氷の向こうのマンションも綺麗に上下逆さまに。



うっすらですが煙が出始めました。
冷蔵庫で作った氷では、新聞紙がうっすら茶色くなる程度だったので、段違いです。

http://www.oadis.jp/oadis/detail/title/42100306   


http://www.oadis.jp/oadis/detail/title/42100308


http://www.oadis.jp/oadis/detail/title/42100310




同じ実験を行う場合は、必ずご自身の判断、責任で行ってください。
実験の結果生じた損害について弊社は一切責任を負いません。

(崎山)